星野真人さん | くらす はたらく いちはら

市原で農業を始めることになったワケ-高滝でスローライフを送る魅力と、これからの挑戦-星野真人さん

今回インタビューをしたのは市原市加茂地区で「星野農園」を営む星野さん。都会の喧騒から離れ、のどかな田園風景が広がる市原市で、農業という新たな道を歩み始めた星野さんの熱い想いを語ってもらいました。 取材日 2024年11月8日/文・写真 Kazuya Nagata

星野農園 代表

星野 真人 / Mabito Hoshino

年齢 48歳
移住エリア 加茂地区

星野さんは市原市大和田を拠点とし、養老渓谷という観光名所の近くで様々な事業を展開しています。星野さんがこの場所を選んだ理由はとてもシンプルで、「生まれ育ってからずっとこの市原という環境に身を置いていたから」だそう。

今は地元の加茂地区で水稲農家としてお米の生産や、実の父が営んでいたブルーベリー事業に共に取り組みながら、さつまいもや椎茸といった様々な作物を生産。さらには敷地内に「キャンプ場」をつくり、来訪者が自身でテントを張って自然を満喫できるアクティビティも展開。

平日・週末に関わりなく、自分の時間をゆっくり味わいたいという人たちが星野農園に集まりスローライフを体感しています。

市原の良さを次世代に残すために…

そんな加茂地区で農業を始めるにあたり、当初は様々なしがらみにとても苦戦したといいます。比較的年齢が若かったということもあり高齢化がすすむ地域の方々との連携が中々とれず、農業を通じて地方創生を目指す星野さんの気持ちもなかなか共感を得られませんでした。それでも諦めず地道に取り組みを続け、今では活動に共感や賛同をしてくれる人も増えてきたとのことです。

田畑がたくさんあるものの就農という選択肢をとる人が少ない中で次の世代が活躍できるような環境を残していけるように今も先頭にたって走り続けています。

“市原に全てを懸ける”その想い

市原で精力的に活動している星野さんですが、その根幹には「市原のためになることしかやらない」という生涯をかけた熱い想いが。

その背景には、「これまで自分自身で経験してきた市原という地域の魅力というのがまだ十分に周りの人に理解されていないのが悲しい」といったまさに市原への深い愛があり、そんな熱い想いから今では営農にとどまらず、五井で開催されている「五井朝市」などのイベント主催や、市原で活躍している人を見つけて多くの人たちが繋がるきっかけを作る「いちはら会議」の中心人物としても活動しています。地域の様々な取り組みに明るく積極的に関わる星野さんは、市原を支える存在として多くの人から慕われています。

市原は”新しいスタート”ができる場所

そんな星野さんは市原の魅力として「二拠点生活を考えている人にはうってつけの場所」だと語ります。きれいな田園風景に囲まれた地域でありながら、近くに高速道路ICがあるので都内まで概ね1時間というアクセスの良さ。さらに地域には農地付き物件もあるのでスローライフを送るのにも最適だそうです。あとは少し電車に揺られ千葉市までいけば就労環境も整っているので、そういった意味でも市原には色々なことに挑戦できる舞台が整っているとのこと。

時間の流れが早く忙しい都内にはない自分の時間を確保でき、自分の働き方、そして生き方を見つけることのできる場所で、新たなスタートとして二拠点生活を送る人が市原で増えていってほしい!と熱く語ってくれました。

「温かさ」で溢れる空間を市原で…

そんな市原愛で溢れている星野さん。これからチャレンジしていきたいことを尋ねると、”人と人とが支えあいながら地域全体をつくっていって、これから地域に移住してきたり遊びにくる人たちを全体でおもてなしできるような空間。そんな心温まる「ダッシュ村」のような地域を創っていきたい”と語ってくれました。

これから移住を考えてる人に向けては、「市原は色々と挑戦したい、始めたい人には本当にいい環境が揃っているので、何かやりたいことを見つけたい人がいたらまずは市原を見に来てください!」と力強いコメント。

「自分だけでなく周りを幸せにしたい人が市原にはたくさんいて、ひとりひとりが個性的な活動をしながら手を取り合って応援してくれる。そんな人たちと協力しながら色々なところで何かを創り上げる日々は毎日が楽しいです!」と満面の笑みで語ってくれました。

「市原と共に人生を全うしていきます!市原がもっと笑顔で溢れる場所になるためならどんなことにも挑戦、協力していきますので一緒に手を取り合い応援してくれると嬉しいです!!」

【公式サイト】星野農園

【Instagram】五井朝市

【Instagram】いちはら会議